MENU

Grow ランの育て方

胡蝶蘭について

胡蝶蘭の原種は単軸性の着生植物で、樹木の幹や木の肌に根を這わせるようにして張り付いて生息しています。
また一部、岩に着生するものもあります。
高温多湿の密林で直射日光が遮えぎられるような背の高い樹木の幹に着生し、風通しの良い場所を大変好みます。
根や葉は養水分を蓄え、乾燥に耐えられる構造になっています。

洋蘭の育て方カレンダー

胡蝶蘭の育て方

  • <注意すること> 水のやりすぎに注意

    胡蝶蘭を育てる上で失敗が多い原因の1つが[水やり]です。
    胡蝶蘭は基本的に、植え込み材が乾燥してから水をあげます。
    本来、原生地では土ではなく樹木の上に着生してわずかな水分でも生きていけるように進化した植物なので、たくさんの水を必要としません。
    そしてたくさんの水分や養分に対して吸収消化しきれない体になっています。
    ですので一度にたくさんの水を上げる必要はありません。
    ただ、花が咲いている間は花を咲かせようと普段より頑張っているので多めに水を上げた方がいいです。
    水は「乾いたらあげる」がとても重要です。
    植え込み材がいつも湿っていると、根腐れの原因になります。 鉢の上に見えている植え込み材(水苔)は化粧苔と言って仕立てが綺麗に見えるように被せてあるだけです。
    化粧苔が乾いたから水を上げるのはNGです。
    化粧苔をめくっていただくとポットに入った水苔が見えると思いますので、その水苔を触って乾き具合を確認していただくのが一番良いです。
    中のポットの水苔が乾いたら水をあげてください。
    ただ逆に植え込み材が乾燥しすぎるのもよくありません。
    ポットの中の水苔が完璧に乾燥してしまうとどれだけ水をあげても中まで浸透しません。

    冬の間は水苔が乾きにくくなります。
    水のあげすぎは胡蝶蘭にとっては良くないので十分に気を付けましょう。

    胡蝶蘭をご購入いただいた直後は必ず水をあげてください。
    お花が咲いているときは水をたっぷりあげてください。

  • 水やりの確認目安

    夏場 5日から7日に1回
    冬場 2週間に1回
    ※あくまで確認の目安ですので水やり前に植え込み材に指で触って内部まで乾燥していることを確認してください。

  • 直射日光に注意

    胡蝶蘭は風通しが良くて明るい場所に置くことが理想です。
    ただ[直射日光]は避けてください。
    直射日光に長時間当たってしまうと、葉焼けを起こしてしまう可能性があります。
    葉焼けを起こしてしまうと、葉が黒くなったり、白くなったりします。 ひどい場合だと細胞が壊れて死んでしまいます。 その部分からウイルスに感染することもありますので十分に注意する必要があります。 置く場所として最適なのは、「レースのカーテン越し」ぐらいの明るさの場所です。

  • 温度に注意

    温度は18度~30度がベストです。
    35度は超えないように、また10度は下回らないようにしてあげる必要があります。

    胡蝶蘭を置く場所で最適なのは『人間が生活している場所』です。人間が生活している場所は快適に過ごせるように空調などを調整しているため、胡蝶蘭にとっても過ごしやすい環境となります。ただエアコンなどの風が直接当たる場所に置くことは避けてください。

  • 肥料に注意

    つい元気に成長してほしいからと、たくさん肥料を与えてしまいがちですが、これはかえって株にダメージを与えてしまいます。
    花が咲いている間は、肥料はあげる必要はありません。 花が咲き終わった際に、市販(ラン用)の肥料を薄めてあげることをおすすめします。

  • 咲き終わったら

    花が咲き終わった直後は胡蝶蘭の株がすごく弱っています。
    花が咲いている間は、花を咲かせるためにすごく体力を使っているからです。
    花が咲き終わった直後は茎を根元から切り落としてあげることが一番良いでしょう。
    そして一旦、体(株)を休ませてあげる(栄養成長させる)ことが大事です。
    休ませてあげると、また次の花が咲くときには力強く花が咲きやすくなります。

    どうしても次の花が早く見たいなら一つだけ方法がございます。
    茎の根元から2~3節目の節の上を熱消毒したハサミで切っておくと節の所からまた花芽が出てきやすいです。
    ハサミは、最低でもライターの火以上の火力で十分に炙ってご使用ください。
    熱消毒をしないとハサミからウィルスや病気などが移りやすくなります。

    節から切って早く花を見る方法はリスクが生じます。
    今まで精一杯花を何か月もかけて咲かせてきて体力がすごく弱っている株に対してまたすぐに花を咲かせるわけですからそれ相応の花付きになります。
    輪数は少なく株がもっと弱っていきます。
    このことを了承の上で行ってください。

  • 一般的に胡蝶蘭はあまり可愛がりすぎると枯らしてしまうと言われますが、それは間違いです。
    逆に可愛がってください。
    愛情を注いで下さい。
    可愛がり方の問題なのです。
    例えば、人間でいえば、子供を育てるときは親の勝手な判断だけで育てようとはしないと思います。
    子供の性格、好み、環境など子供に一番最適な事は何かを常日常から考えながら育てていくのと一緒で胡蝶蘭が一番喜び、快適と思える育て方があると思います。
    そのために常日常から観察したり、勉強したりして胡蝶蘭を理解してあげながら最適な育て方で可愛がって、愛情を注いであげることが大事です。

    愛情を込めて育てて、一輪でも咲いてくれた花をみれた時にはこの上ない、喜びと幸せを感じることができると思います。

    *育て方について等ご不明な事やお気になることがございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ。

CONTACTお問い合わせ

ランの育て方に関するご相談はお電話もしくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

〒869-3203 熊本県宇城市三角町戸馳2938-2
TEL 0964-52-4115 営業時間:08:00~17:00 <直売所>09:00~16:00

定休日:日曜日、不定休あり

© 有限会社 山本洋蘭.All Rights Reserved.